2月になりました

あけましておめでとうございます!(旧正月

 

なんとか月記を続けることができました。千里の道も一歩から。くだらない月記も一歩から。


わたしの1月は誕生日があり、誕生日当日の宝塚歌劇観劇がコロナのおかげで突然中止になり、毎日原神をやりながらおかゆを食べていたので、ブログに書くことがありません。わたしは清少納言ではないので、日常の些細な一コマに筆を走らせることができんのだ。

 

在宅で仕事をしているせいで自分の身なりを気遣うこともなくなり、いよいよキモオタを極めかねないので半年ぶりに美容院に行きました。ホットペッパービューティーでみつけたヘッドスパが良さげの美容院にはじめて行ったんですけれど、そこで気づいちゃったんですわ。

 


わたし一般人と話せる話題が 宝塚・脱毛・マッサージ しかない。

 


そりゃそうだわ、それ以外原神しかしてないもんな。

 


でもまあ、宝塚はいいですよね。宝塚歌劇を見るのが趣味です! って言うと、だいたい何かしら誰かしらが話題を拾ってくれます。先日も社内ワークショップに参加したんですが「K-POPが好きなんですが宝塚気になってます!」と言ってくれる女性がいました。あと「親戚の子が宝塚目指してたよ〜」とかも聞いたりするので、話題が広げやすいんです。小林一三先生、阪急電鉄、本当にいつもありがとう。

ただ宝塚歌劇が好き! って言うのってわりとタイミングが必要(だと思っている)なので、それを除くとわたしに切れるカードは「脱毛」と「マッサージ」しかないんですよ。なんて薄っぺらい人生なんだ。もっと、キャンプが趣味です! とかボルタリングが趣味です! とか言ってみたかったよ。

キモオタは、場が持たなくて「あ…あ…」ってなるのが何よりも怖いんだ。なんかそれだけで、擬態がバレた気がするもんね。それでうっかり言えない趣味を早口で語る厄介なヤツになっちゃった日はもうダメです。これは日常に潜むトラップ、一般人による無邪気な誘導尋問。負けるなキモオタ、何年オタクやってんだ。

だからわたしは切りましたよ、最強のカードを。言いましたよ、あの言葉を。

 


ロミロミするときはパンツ下げられるのでVIO脱毛した方がいいですよ〜

 


言った。

言ったよ。

 


わたしの人生の中で最強のパワーワード。力こそパワー。なにせ話題を広げやすいセンテンスがてんこ盛り。


①ロミロミ→パンツ下げる

②脱毛→VIO


と、話を発展させやすいですからね!

この言葉を言うだけで、あたいはたちまち話題のアイドル。「えっ、ロミロミってパンツ下げるんですか?」「VIOって痛くないんですか?」「医療ですか?美容ですか?」はいはい、順に答えていきますからね〜!

まわりの同年代が子供の話(無敵の話題)で場をこなす中、下半身の話をして話題を掻っ攫うしかないピエロがワイや。これで話す話題ができたと内心汗だらだらで安心してるキモオタがワイや。子供の話がなんや! 無敵の話題がなんや! なにせこっちはいま東京でできるだいたいの脱毛を股間に試しているんや! 無敵のワイや!


つら……


わたしだって子供のお受験の話とかしたかったですね〜。自分のお受験の話しかできねぇ。うさぎ飛びが出来なくて叩かれて泣いた話ならできるんだけど、全く令和に向いてない。うさぎ飛びで泣いてた幼女のわたしも、令和になってニードル脱毛を股間にあてて半泣きになってるとは思わんよな。


まあそんなわけで、お洒落な美容院でのはじめてのヘッドスパもロミロミとvio脱毛のお陰で無難に終わりました。ありがとうロミロミ、ありがとうvio脱毛。

 


お姉さん「わ〜! 頭凝ってますね〜! お仕事以外にスマホよく使われるんですか?」

ワイ「あ…え…ハイ…ゲームとか…」

お姉さん「どんなゲームですか?」

ワイ「え、あの…げっ……原神って言うんですケド……」

 


言ってんじゃん。

 

 

 

月記をはじめます

あけましておめでとうございます!

2022年なにか新しいことを始めようと思い、ブログで日記ならぬ月記をやってみることにしました。

せめて何かひとつ継続するものをつくらないと、このままではソシャゲで季節感を把握するだけのソシャカスになってしまうし(もう立派にソシャカスなんですけれど…)なんならもはや正月よりも旧正月のほうに詳しくなりつつあるし…(バージョン2.4楽しみだな〜)

日記だと飽きるし、週記だとその週にとったUberEatsのメニューを報告するだけで終わりそうだし、元より志は低いので、月に1回くらいなら継続が可能なのではないかなという魂胆です。

とはいえ始めたばかりで特に書くこともありません。なので今回はわたしの好きな食べ物についてでも書こうと思います。

 


干し芋です。

 

 

干した芋です。


この世で最初に「芋を干そう」と考えた人にノーベル平和賞をあげたい。芋は世界を救うって、まあだいたいの世界史が教えてくれてますからね。

干し芋が店頭に並んでいると冬の訪れを感じるし、わたしの中では茨城 = 干し芋なので、このままだと茨城のひとに会うや否や「干し芋いいですね!」と言いかねません。茨城のひとだって突然干し芋認定されたかないわね。

最近は干し芋好きをアピールするあまり、家で取っている定期宅配の牛乳屋さんが干し芋のチラシを入れてくれるようになりました。どんだけ芋娘認定されてるんだって感じよ。芋娘プリティーダービーがあったら優勝できるわ。

さつまいもって糖分が多いので、さつまいものスイーツとか糖分の上に砂糖乗ってるって感じになりませんか?

正直この世のほとんどのフルーツや野菜系のスイーツ、そのまま食べた方が美味しい。

あまおういちごパフェとか、ぶっちゃけあまおうそのまま食べた方が美味しくない? え、なんでクリーム? みたいなところあるじゃん。

「新鮮なフルーツを使ったフルーツサンドです!」

とか、新鮮なんだからサンドしなくていい。

「新鮮なフルーツです!」

ほらこれで完成されてる。

 

その分干し芋はいいですね。干しただけもん。必要なのは芋と冬の陽光と空っ風だけだもん。いらない何も捨ててしまおうですよ。B'zもびっくりよ。

 

しかし、このスペシャルに最高な干し芋にも欠点があります。

「好きな食べ物は干し芋です!」と言ってもまったく盛り上がらないことです。

だいたい「干し芋〜ふ〜ん」みたいな顔されます。なんなの? みんな越前リョーマなの? 「ふ〜ん干し芋?まだまだだね」ってか〜〜〜!

これがチーズタッカルビなら「チーズタッカルビ! 私も好きです! 今度一緒に新大久保行きましょう!」となるかもしれんけど「干し芋! 私も好きです! 今度一緒に茨城に行きましょう!」とはならんのよ。常磐自動車道が泣いてるぞ。ドライフルーツと同じものなのに「おしゃれ〜」とは決して言われんのよ。天国で青木昆陽先生が泣いてるぞ。

 

確かに全く映えない。ぶっちゃけただの黄色い塊だもんな。さつまいもに限らず、芋って本当に映えない。天は二物を与えなかったんだな。

 

あ〜あ!干し芋がマカロンみたいにインスタ映えする食べ物だったらなぁ!そしたら、キリストは石を干し芋に変え、スジャータブッダ干し芋を捧げ、港区には干し芋カフェができて━━それで5回とも同じ干し芋を好きになる。

 

それなのに干し芋ってヤツは今日もわたしにオーブントースターで焼かれてるだけじゃんよ。

どこまで謙虚なんだ干し芋

まあ、干し芋の魅力はわたしがよ〜く知ってるのでいいんですけれど。

 

でも〜!

でもでも〜!

今後空前絶後干し芋ブームが来るかもしれないじゃん? タピオカ、マリトッツォに続く2022年最新のトレンドが干し芋になるかもしれないじゃん? 干し芋カフェに女子大生がこぞって並ぶ未来があるかもしれないじゃん?

そのときは「干し芋は俺が育てた」って顔で後方彼氏面しますね。クラスの冴えないやつが実は一流モデルってオチかもしれんじゃろ。ときメモGS4の七ツ森実くんみたいにさ。

 

 

 


尤も、干し芋も突然新年最初の話題にされて困惑していると思う。わたしが干し芋だったらとても困惑する。

 

謙虚なヤツなんですよ、干し芋ってヤツは